年に2回あるカツオの旬を逃がさず健康になろう!

主菜

みなさん、カツオには旬の時期が年に2回あるのはご存じですか。

今回は、そのカツオのついてたっぷりとご紹介します。

旬の時期によって、味も違うのでぜひ味わってみてください。

春と秋にくる旬

カツオには、旬の時期が春と秋の年2回あります。

春の旬は、初カツオといって身が引き締まったあっさりとした味わいになっています。
100gあたりのカロリーは114kcalです。
オススメの食べ方は、マリネや竜田揚げなどです。

秋の旬は、戻りガツオといって脂がのっています。そのためカロリーは高くなります。
しかし、良質の油である不飽和脂肪酸のEPA・DHA(魚油)が多く含まれています。
不飽和脂肪酸とは、カラダに良い油で近年ではオリーブオイルや亜麻仁油などの効能に注目されるようになりました。
種類によって血中コレステロールや中性脂肪を減少させるなど、カラダによい働きがあります。
100gあたり165kcalです。 
オススメの食べ方は、煮物やステーキなどです。

さまざまな調理法でおいしさを楽しめる魚です。

カツオの栄養成分

ビタミンやミネラルを多く含みます。
また、カツオは筋肉質な魚でたんぱく質が豊富です。そこには、うまみ成分のイノシン酸などが含まれています。
ほかにも、ビタミンB12・D、タウリンやナイアシン、抗ストレスホルモンの分泌を促すパントテン酸、鉄や亜鉛などが多く含まれています。

造血作用のある鉄やビタミンB12を多く含むので、貧血や冷え性の予防に効果的です。
また、たんぱく質やビタミンDが骨の強化や体力向上に効果を発揮し、ナイアシンが皮膚の健康を保ちます。

DHAは、脳の機能に重要な役割を果たします。
EPAには、血栓をできにくくするなどの作用があるといわれています。

タウリンは、魚介に多く含まれるアミノ酸の一種で肝臓の働きを助けたり高血圧を予防したりする働きがあります。

カツオの選び方から食べ方までをご紹介

旬の時期

初カツオは3~7月頃で、戻りガツオは9~11月です。

選び方

身が引き締まっていて鮮やかな赤色で、水分や血が出ていないもの。

保存方法

鮮度が落ちやすいので、その日のうちに食べきりましょう。
調味液に漬ければ翌日も可能です。

オススメの食べ方

旬のカツオは刺身やたたき、野菜と合わせてサラダにするなどして生で食べるのがオススメです。
また、皮目をさっと焼いてたたきにして、ネギや青じそ、みょうが、にんにくやしょうがなどたっぷりの薬味と一緒に食べれば、薬味それぞれの有効成分も加わって栄養バランスが抜群になります。

脂肪酸ってなに?

さきほども出ましたが、脂肪酸について少し解説していきたいと思います。
脂肪酸とは、脂質の主な構成成分です。
その種類や性質はさまざまで、肉の脂肪やバターなど固形の油脂と、植物油など液体の油脂があるのは、脂肪酸の種類と性質が違うからです。

脂肪酸は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に大別されます。
一般的に動物性脂肪に多く含まれるのが飽和脂肪酸です。一方、不飽和脂肪酸は植物性の食品や魚に豊富で、健康に良い作用があります。

そこで今回出てきた不飽和脂肪酸についてさらにお伝えします。
一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分けられています。

一価不飽和脂肪酸は、オリーブ油や紅花油などでオレイン酸を含みます。オレイン酸は、LDL(悪玉)コレステロールや血中中性脂肪の増加を抑える働きがあります。

多価不飽和脂肪酸は、大豆油、コーン油、ごま油、レバーや卵、えごま油、亜麻仁油、青背魚などです。
リノール酸(大豆油、コーン油、ごま油など)・・・血中コレステロールを減らす働きが期待できますが、大量に摂取するとHDL(善玉)コレステロールも減少させる可能性があります。
アラキドン酸(レバー、卵など)・・・さまざまなホルモン様物質の材料になります。
αーリノレン酸(えごま油、亜麻仁油など)・・・心臓血管系疾患の予防や改善効果が知られています。
EPA(青背魚)・・・血中の中性脂肪を減らし、動脈硬化などを予防する効果や血栓ができるのを防ぐ働きがあります。
DHA(青背魚)・・・血管系の病気を予防する働きが期待されます。また、脳や神経の機能を向上させる効果もあるといわれています。

いかがでしたか?
カツオの魅力やおいしさを知っていただけましたか。
カツオの旬は年に2回あるので、ぜひ逃がさず食べてみてください。

みなさんが健康でありますように愛を込めて…

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