食用肉の取り扱いの注意点と腐りやすい順番とは!

主菜

食中毒って、ニュースでも耳にしたり身近に存在するので怖いし厳重に注意しなければなりませんよね。

どんなに気をつけてても目に見えるものではないし、なってしまってからでは遅すぎます。

命の危険まである食中毒にならないために知っておきたいことをご紹介します。

さらに、食用肉について詳しく解説しますので、ぜひ知っていただけたら嬉しいです。

食用肉の腐りやすいランキング

1位…鶏肉!
2位…豚肉!
3位…牛肉!
という順番です。知っている方も知らない方もぜひ、覚えておいてください。

では、順番に説明していきますね。
まずは鶏肉です。鶏肉は、牛肉や豚肉よりも水分が多いため細菌が繁殖しやすいからです。
鶏は、食用肉の中で最も脂肪分が少ないのが特徴です。若い鶏肉ほど肉食が淡くやわらかで味も淡泊ですが、成長とともに肉色、硬さが増していきます。
冷めてもおいしく食べることができます。
※しかし生食は食中毒の原因となる細菌(カンピロバクター、サルモネラ属菌など)が付着していることがありますので、ピンク色の部分がみえなくなるまでしっかりと火を通すことが必要です。

続いて豚肉です。
鶏肉の次に水分量が多く傷みやすいです。
豚肉は一般的に淡い赤色で、繊維が繊細で組織もやわらかいのが特徴です。
ほかの肉類と比べると脂肪の蓄積が多く、特に皮下や腎臓周辺に集まっています。
冷しゃぶやハムでも口の中で脂がとけ、おいしく感じます。

最後は牛肉です。
牛肉の色はミオグロビンという赤紫色の色素によるものですが、この色素は空気中の酸素に反応して鮮やかな赤色の変わります。
スライス肉の重なっている部分が黒っぽい色になっていることがありますが、それは傷んでいるからではありません。その部分をしばらく空気に触れさせておけば赤色に変わります。
ただ、ずっと空気中にさらしていると、酸化が進み、鮮やかだった赤色もくすんだ色に変化します。
気をつけましょう。

肉の保存方法とチェックしてほしいこと

肉の保存で気をつけなければならないことは、水分と空気です。
水分を多く含みやすい肉ほど、早めの調理を心がけてください。
保存するときは、ラップを肉に密着させて包み、空気に触れさせないようにすることがポイントです。

水分が少なく空気に触れる部分が少ないのが、腐りにくいということです。

そして、スーパーなどで売られている売り場で食品トレー内のドリップ(汁)の量です。
量が多いほど、品質が落ちていますので出てないものを選ぶのがコツです。

お・ま・け

加工された状態の腐りやすいランキングは…
1位…ひき肉
2位…スライス肉
3位…ブロック肉
という順番で腐りやすいです。
その理由は、酸化です。
細かくされ表面積が多いひき肉が、一番空気に触れやすくもっとも傷みやすいのです。

まとめると、肉は空気が大敵になる!ということですね。
みなさんもぜひ、意識して厳重に注意しましょう。

カラダに良いお肉の長所

牛肉・・・気(活動するための生命エネルギー)と血(栄養をカラダ全体に行き渡らせる赤い液体)両方を補う力があるので、胃の機能を高めてくれます。
ただし、軟便や下痢が続いてるときは少しずつ食べるようにしましょう。
ほかにも、冷えきったカラダを温めて元気にしたり、骨や筋肉を強くして弱った足腰も丈夫にします。冷えからくる貧血や月経痛にも効果的です。

豚肉・・・カラダに栄養と潤いを与え、新陳代謝や免疫力を高めます。
豚肉は、ダメージを受けた「腎」の働きを高めることもできます。また、糖質をエネルギーに変えるときに必要なビタミンB1が豊富です。鉄やリン、カリウムなどのミネラルも豊富に含みます。貧血や高血圧などの予防にも役立ちます。
ビタミンB1の含有量は、牛肉の約10倍で食品の中ではトップクラスです。

鶏肉・・・慢性的な疲れをとり、温性の食材なのでカラダを温めて冷えをとります。
さらに、筋肉が力を発揮するときに必要なカルノシンが含まれているので疲労の原因である活性酸素を除去して乳酸を中和させる効能があるといわれています。(運動したとき、体の中には活性酸素が大量に発生して筋肉内に乳酸がたまり疲労します。)
ちなみに、手羽先にはコラーゲンが豊富に含まれています。

いかがでしたか?
食用肉についての豆知識やなるほどなことが分かったのではないでしょうか。
日頃、口のするものだからこそ安全に取り扱いたいですよね。
ほんの少しでも知識があるだけで、毎日の役に立つのでぜひ覚えておいてください。

みなさんが健康でありますように愛を込めて…

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