夏野菜のお姫様であるトマトは、美容と健康の強い味方!

副菜

リコピンとは、みなさんもよく耳にするのではないでしょうか。

そうです。美容に良いとされているものです。

今回は、そのリコピンを多く含むトマトについてご紹介していきたいと思います。

赤い色素・リコピンとは

ヨーロッパに「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあります。
それは、トマトが栄養価が高いからです。
トマトの赤い色は、リコピンによるものなんです。

リコピンには、βカロテンの2倍以上ともいわれている抗酸化力があります。
また、血糖値を下げたり、コラーゲンの生成を促して美肌効果の働きもあると考えられています。

リコピンは、熱に強く加熱による損失はほとんどありません。
加熱することで甘みやうまみがアップします。加熱するとビタミンCは減少しますが、細胞壁が壊れるのでリコピンが油に溶けて吸収率が3~4倍にアップするといわれています。
油脂に溶け込んで吸収される性質があるので、トマトソースのような形で油を使って調理し、たっぷりと食べるのがオススメです。
ほかに、にんにくやたまねぎと一緒に加熱すると体内への吸収率がアップすることが期待できます。

トマトの栄養成分と効果

リコピンと同様に、抗酸化力が高いβカロテンやビタミンCも豊富です。
また、体内の余分な塩分を排泄することで高血圧の予防・改善に役立つカリウムや、疲労回復効果が高いクエン酸なども多く含まれています。

ほかにも、ストレス緩和効果があるといわれるGABA(rーアミノ酪酸)や、血行を促進する香り成分のピラジン、グルタミン酸も多く含まれていて独特のうま味があります。
グルタミン酸を含むトマトと、魚(イノシン酸)、貝(コハク酸)、きのこ(グアニル酸)などのある食品を組み合わせると、うまみの相乗効果が期待できます。

ビオチンには、皮膚や髪の健康を保つ効果があるといわれています。
リコピンをはじめ、体内でビタミンAに変わるβカロテン、ビタミンC・Eなどの抗酸化作用のある成分の働きによって動脈硬化の予防も期待できます。

トマトのチャームポイント

トマトの皮の色が、ピンクより赤いほうがうまみ成分を多く含みます。
うまみ成分の正体は、さきほども出てきたグルタミン酸とアスパラギン酸です。

皮には、特有な機能をもつ成分があります。
それは、ペルオキシダーゼという酵素です。
人間の体内においては、酸化物質を無毒化する働きをもっています。

トマトの独特の香りは、シトラール、ヘキサノール、ヘキサナールなどさまざまな香り成分が含まれていますが、熱を加えるとその成分が蒸発するためトマト独特の青臭さは気にならなくなります。

種のまわりのゼリー状の部分は、グルタミン酸が果肉の2倍含まれています。
うまみのかたまりなので、取り除かないようにしましょう。

効果アップの食べ合わせ

吸収率アップ

・トマトとチーズの組み合わせ・・・トマトのリコピンはチーズの脂と一緒に摂ると吸収がよくなります。

免疫力アップ

・トマトとモロヘイヤの組み合わせ・・・トマトとモロヘイヤに豊富に含まれるβカロテンとビタミンCで、免疫力を高めます。

老化防止

・トマトとなすの組み合わせ・・・トマトのリコピン、なすのアントシアニンには高い抗酸化力があり、アンチエイジングの効果が期待できます。

保存方法

完熟したトマトは、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
青さの残っているトマトは、低温では追熱しないので常温で追熱させましょう。
冷やし過ぎると甘みが減って味も落ちてしまうので、必ず冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

いかがでしたか?
トマトは、カラダや美容に良いのは知ってても、詳しく聞くともっと日頃から食べようと思いますよね。
ぜひ、みなさんもトマトを使った料理で健康になりましょう。

みなさんが健康でありますように愛を込めて…

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